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2008年11月01日

田母「神」論文

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 浜田靖一防衛相は31日夜、先の大戦を日本の侵略とする見方を否定し、集団的自衛権行使容認を求める論文を公表した防衛省の田母神俊雄航空幕僚長を更迭した。麻生内閣が先の大戦を「侵略」とした村山富市首相談話を踏襲する中で、論文内容は政府見解に反すると判断した。
 浜田氏は同日夜、増田好平事務次官を通じ更迭を伝達した。浜田氏はこの後、防衛省で記者団に「政府見解と異なり不適切だ。職にとどまるべきではない」と述べた。
 空自トップである現職の幕僚長が先の大戦を侵略戦争と決めつける見方に異論を唱え、憲法改正の必要性に言及する論文を発表するのは極めて異例。憲法解釈の制約などで十分な活動ができない自衛隊の現状に一石を投じる狙いがあったものとみられる。
 田母神氏は「日本は侵略国家であったか」と題する論文を全国でホテルやマンションを開発しているアパグループ(東京都港区)が今年5月に募集した「真の近現代史観」懸賞論文に応募し最優秀賞を受賞した。
 防衛省は職員が外部に職務に関する意見を発表する際、書面による届け出を義務づけているが、論文提出を防衛相は知らなかった。
 論文で田母神氏は、19世紀後半以降の日本の朝鮮半島や中国への軍事行動について「相手国の了承を得ないで一方的に軍を進めたことはない」と指摘。「日本だけが侵略国家だといわれる筋合いもない」との見解を表明。集団的自衛権の行使を禁じた現在の憲法解釈の問題点にも言及した。
 田母神氏の論文に関し麻生太郎首相は31日夜、「適切でない」と表明し、同日中の決着を浜田氏に指示した。政府は早期の決着で新テロ対策特別措置法改正案など国会審議への影響を最小限にとどめたい考え。しかし、野党側は浜田氏らの任命責任を追及する構えで、政権へのダメージは避けられない見通しだ。


ソース : 防衛相、現役空幕長を更迭 論文で「侵略戦争」否定【MSN産経ニュース】
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 この一件を聞いて思い出したのは福井晴敏の「亡国のイージス」に出てくる宮津二等海佐。
 この物語の核となっているのは、防大の彼の息子が書いた論文「亡国の盾」であり、それはおおむね以下のような内容である。
 
 『真の国力とは、国家資産や経済力、軍事力などではなく、その国が培ってきた普遍的な価値観、歴史、文化であるにもかかわらず、我々日本人は「日本とは何か」「日本人として何を誇るのか」という自らの問いかけすら忘れ、唯一のイデオロギーであった恥という概念も捨て去り、世界に向け主張できる価値観など、とうになくしてしまった。 そして、それが国としての存在に関わる根源的な問題であることに、気づこうとすらしない。 今、この国は、すでに国家としてのありようを完全に失ってしまっている。 日本はもはや、「亡国」と化してしまったのだろうか』

 防大生宮津は北朝鮮の工作員ヨンファと接近し過ぎたがゆえに日本の公安の知るところとなり、謎の事故死をする。 一方、自ら「有事法制研究会」を立ち上げ、後にイージス艦「いそかぜ」の副長となった宮津は、米軍が開発した化学兵器「GUSOH」を移送中に奪取し、それによって救国を目論むヨンファと結託してイージス艦を乗っ取り、自分の息子が生前書いた「亡国の盾」という論文を主要各紙に掲載するよう要求するとともに、日本政府に「GUSOH」の存在を公表するよう要求する。
 映画「亡国のイージス」はこうした浮世離れした設定にも関わらず、防衛庁・海上自衛隊・航空自衛隊の全面協力のもと撮影が行われたが、現実世界では空幕長が民間の懸賞論文で正論を語っただけで更迭である。(´・ω・`) 田母神氏は自ら捨て石になることで、いまだ「東京裁判史観」に囚われている多くの日本人に警告を発したのだろう。
 
 
http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf
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